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2012-03-14

読んだ本(2012-#5):電通 洗脳広告代理店

[No.1668]

#5「電通 洗脳広告代理店」

amazonで注文したのに、2度も発送予定が変更されるほど売れていたのか、
何かの勢力や圧力に邪魔されて送られてこないのか、勝手に妄想してました。

テレビや新聞で述べられていることが、何かの意図によるものであるか分かりませんが、
鵜呑みにはできない、と自分で感じてもう何年にもあります。
そんな拙者にとってみると、やっぱり、なるほど、と思う内容ではありますが、
いかんせん、本の手触り、紙質、軽さ、
文脈には推定と想像と歴史的事実が混在し、
また表層が淡々と並べられているようで、軽く感じました。

日本テレビとテレビ東京が赤字決算になったり、
たまにテレビを見ると、俳優、コメディアン、タレント混在で壇となっている映像だったり、
歌手でもない芸能人のカラオケやゲームに興じる様子が番組の内容だったり、
結末に近づくと、これでもかとばかりに、なかなか結末を見せずにCMを繰り返したり、
東北大震災でCMが自粛された時、公共広告機構のCMをたくさん何度も見るにつけ、
こんなにたくさんCMで流されていたんだ、実は、と認識したり、
大きな扱いになるニュースは、どの新聞を読んでもあまり違いがなかったり、
テレビや新聞にはガッカリな思いをすることが多いのも、なるほどな、と思わせてくれる本です。

仮に、著者が提言するように、大きな広告代理店が巨悪に関わっているとしても、
巨悪に立ち向かう方法は明確です。

・しょーもないメディアには見向きせずに無視する
・報道される内容、Webにある情報も鵜呑みにせずに、あれおかしいかも、と自分で疑う

武器もお金も暴力も必要とせずに巨悪に立ち向かうことができます。

世の中いたるところの隙間(時間やスペース)が広告で溢れています。
隙間がお金に換算されているような気もします。
個人のブログにもアフィリエートなる広告機能が盛り込まれて、
見に来てくれた人にクリックしてもらって、お小遣いが稼げる仕組み。

拙者、解せませんね、そんな利用してやろうみたいな風潮は。

そうすることが商売上手かのような気もしてきますが、
阪急電鉄の車内広告は、いわゆる窓上広告はありません。
だから、社内がごちゃごちゃしていなくて落ち着いた気分になれる、が拙者の気がついたこと。
隙間を売ればいい、じゃないポリシーに少し感動。好きです、小豆色の阪急電車。

電通のつぶやきが、いつの間にか電車のつぶやきに・・・あれ、まあええか。

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