[No.1692]
#8「1ポンドの悲しみ」石田衣良
もったいない、アッと言う間の2時間弱で読み終えてしまった。残念。
とても軽快に読み終えてしまった。
30代女性の恋愛がメインの短編集。
いろんな出会いや別れがあって、関係やタイミングがあって、
運命の人って誰?、結婚って何?というどこにも答えのない質問を
胸に抱えて、気丈なようで不安で。
まあそんな女性ばかりでもないでしょうが、独身男性やこれから素敵な女性と交際したい、
と思っている男性は読んでおいた方がいいような気がします。
あと、結婚して奥さんをもっと大事にした方がいいんだろうけど、
何もして上げられていない、していないという自責の念のある旦那さんも、
読むと、女性をもっと理解できる(気持ちになれる)と思います。
よりを戻す、ことがこんなにスムーズにキレイにはできないだろう、と思いながら読みました。
自分にも相手にも事情があって、前はあーなった、今はこうなっている、とお互いを理解できれば、
いい出会いに巡り合えたり、出会いから温かい気持ちや関係を育てることもできるのかと。
拙者、10年ぐらい前は、ビジネスに関係する本をメインに読んで、小説は読みませんでした。
架空の話、虚構の設定から生み出されたものが、自分にどんなプラスの影響を与えるものか、と
思ってのことです。
ビジネスに関係する本も確かにビジネスに役立ちますが、
コミュニケーションやリーダーシップ、どれも人間関係が重要な領域であることも思えば、
いろんな立場、考え方、価値観の人々に思いを馳せることは、ビジネスにも結びつく重要なマインドです。
小説を読むことはビジネスにも役立つことがある、今はそう思います。
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