[No.1857]
#23「ビューティフル・マインド」
ゲーム理論でノーベル経済学賞を受賞したジョン・ナッシュが主人公の
実話に基づく映画です。
映画のストーリーと、wikipediaに見るジョン・ナッシュの略歴には
違いがありますが、まあその部分はあまり気にせずに映画は楽しめます。
統合失調症になって、幻覚と現実が区別できなくなってしまうのですが、
本人にしてみれば、今見えている物や人、聞こえてくる音が
幻覚なのか現実なのかは、本当に判断が難しいと思います。
稚拙な拙者の理解によりつぶやきになりますが、人が物を見るということは、
物体が光を受けて反射し、
反射した光刺激を眼球を通じて脳に電気信号として転送し、
脳が電気信号を画像に変換することによって、物体を視覚的に見た、
となるようです。
仮に、眼球を通じた光刺激ではなく、
何らかの電気信号が脳に転送されて画像に変換されると、
現実にはない物を、視覚的に捉えることも可能な気がします。
潜在的に精神的に見たいと切望するのであれば、
いわゆる幻覚を見ることも可能な気がします。
映画では、秘密組織のエージェント、大学院時代のルームメイト、
ルームメイトの姪っ子の3人の幻覚を見続けるのですが、
もちろんナッシュ本人は幻覚ではなく、実在の人物だと思っています。
しかし、精神科医によるアドバイスではなく、妻のコメントではなく、
ナッシュは自分自身で幻覚であることを悟るシーンがあるのですが、
なるほどさすが科学者、数学者だ、とうなづきました。
ナッシュ博士、今でもプリンストン大学で教鞭をとっているようです。
徒歩で通われているとのこと。
妻アリシア役は、ジェニファー・コネリー。
やはりエキゾチックで美しいのであります。
0 件のコメント:
コメントを投稿