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2014-10-01

読んだ本(2014-#19):かのこちゃんとマドレーヌ夫人

[No.2325]

#19「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」万城目 学

小学1年生の女の子、かのこちゃん、
飼犬の玄三郎の妻であるアカトラの猫、マドレーヌ夫人。
マドレーヌ夫人は、仲間の猫だけでなく、犬である玄三郎とも会話ができる
不思議なアカトラの猫。

1年前の雷雨の夜、雨宿りしようと立ち寄った犬小屋で玄三郎と出会い、
犬と猫で会話ができることにお互いが驚いての出会い、それから夫婦に。

猫の集会、かのこちゃんとお父さんとお母さんの生活、
かのこちゃんの学校での出来事、
ありきたりの日常が淡々と進むままに物語も進むのですが、
なんでしょう、この温かい、やさしい気持ちになるのはなぜでしょう。

万城目学作品、映画化された
・偉大なる しゅららぼん
・プリンセス・トヨトミ
・鴨川ホルモー

小説としては
・ザ・万遊記
・ザ・万歩計
を楽しませていただきましたが、この作品も好きです。

ものすごい能力や特徴のある登場人物が活躍するわけではないのに、
とてつもない世界観を垣間見せてくれているようで楽しいです。
まだまだ読んでいない著作はあるし、一気に読んでしまいたい衝動に駆られております。

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