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2020-05-09

天体 軌道模型


[No.3162]


日の出から日の入りまでの太陽の動き、月の見え方、解説を読んでも??なチビ子。
無理もないと思いました。太陽と地球と月の位置的な関連が理解できていないのに、●月の夕暮れの西に見えるのは新月、と言われても分からんだろうなあ。
チビ子のノートに描いて説明しても、納得感はないように見えたので、模型で説明してやろうと、注文をポチッ。
本日ようやく到着し、喜び勇んで箱をあけた時から、まさかの苦悶の連続でした。。。

  • 苦悶その1:組み立て説明書がない
太陽部分のモジュールと、地球+月部分のモジュールを連結させるはずが、同じように取り付ける歯車の位置関係と、ネジとナットのサイズ感から、どっちの方向から何を取り付けるべきか、注文主の想像力と忍耐力に委ねられていました。Webの完成品の写真を念入りに観察し、10分で何とかクリア。チビ子の手前、この製品アホかー、と怒鳴りそうになるのを何とか我慢。

  • 苦悶その2:部品の精度が悪い
歯車が複数連動して、地球の公転と自転、月の公転が実現するのですが、ギシギシと動きがぎこちない。こっちを外してみたり、あっちを緩めたりして、5分くらいで何とかクリア

  • 苦悶その3:小学校中学年で習った理科のことを憶えていない
上弦の月、下弦の月ってどっちがどっち?季節による月の見え方の違いを忘れているので、チビ子への説明がドキドキでした。

  • 苦悶その4:あくまでも模型なので、実際の縮尺と違いすぎる
月と地球の距離は1億5000万km、地球と月の距離は38万kmと言われており、地球から太陽までの距離は、地球から月までの距離の約400倍です。太陽と月と地球のサイズも本当はもっと太陽が大きいはずなのです。太陽からのライトを当てると、地球の影部分が夜というのはわかりやすいですが、太陽と地球の間に月がくると、あまりにも簡単に皆既日食が発生してしまい、新月の説明がわかりにくくなりました。
日食、月食が発生するメカニズムと、新月の見える理由を追加で説明することを娘に約束し、晩御飯となりました。
拙者は、先生の板書や教科書の解説にある二次元の説明だけでは、地球上のどこに立っているんだろうとか気になり、西の空に見える月って言われても??な小学生でした。要領が悪いと申しますか、自分の体験や感覚として認識できない概念的なことは、なかなか理解できない素養も自分で感じています。
チビ子に何とか、実際の感覚として認識してほしいと願って購入した模型でしたが、太陽と地球と月の関係と、月の見え方までをスパーンって娘に理解してもらうまでには至らず。
この事にこんなに時間もエネルギーもかけられるのは外出自粛のおかげですし、面白かった、と笑うチビ子が楽しそうだったので、まぁよしとしましょう。


太陽の周りを地球が1年で公転し、地球は1日で自転、月は地球の周りを1ヶ月で1周するのはわかった、とチビ子(T_T)

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