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2020-10-03

読んだ本(2020-#29):総理の夫

[No. 2654]

 #29「総理の夫」原田 マハ

「本日は、お日柄もよく」に続く、原田マハ作品です。

今回もグイグイと読んでしまいました。

奥さんが議員さん、旦那さんが議員さんではなく、という状況のご家族もいらっしゃるでしょうが、とても少数派だと予想します。おまけに奥さんが総理大臣になった方は、これまでの日本の憲政史上はまだありません。

政党の党首が奥さんだったとしたら、旦那さんは大変かもしれません。

弁の立つ、エネルギッシュな、世間の裏も表も知った、そんな女性が奥さんだったら、拙者のような旦那さんであれば、いろいろ太刀打ちできなくて、負けてしまう、そんな気持ちになるかもしれません。まあ家族内で、勝つも負けるもないですけども。

様々なしがらみの中を、突き進もうとする家族を、どうやって応援するか、支えるか。うまく行くときはいいけど、そんなチャレンジはたいていしんどいことの連続。出口の見えないトンネルの中を進む感じですかね。

出口のまだ見えないトンネルも、家族で手をつないで、歌を歌いながら、ゲラゲラ笑いながら進めばなんとかなりそうだ、と思います。自分だけで頑張るのではなく応援してもらったり、応援したりだな、と思いを強くしたのであります。

また原田マハ作品、読みたいなぁ。


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