[No.3364]
#18「御不浄バトル」羽田 圭介
20年以上前の話になりますが、最初の就職先は自分の目指していた業界や職種ではなかったので、少し挫折権がありました。いつまでこの仕事をするのか、し続けてどんな将来が拓けそうか、漠然とした不安は日々ありましたし。
学生時代にテレアポのアルバイトの経験があるのですが、御不浄バトルの主人公とは、共感できる描写が多かったです。トイレで食事をすることはありませんでしたが、とかく仕事がつまらないと、トイレで過ごす時間も増えるように思いますので。
拙者のあの頃から20数年が経過しましたが、あの当時に考えていたこと、想像していたこと、予想していたこといろいろありましたが、実際に今から当時のことを振り返ると、考えていなかったこと、想像していなかったことの連続でした。
おかげさまで、今元気で家族とワイワイしています。いいこと、悪いこと、どうしようもなく落ち込んで浮き上がれなかったこと、自分でもどうしようもなく辛かったこと、悲しかったことありましたが、何とかなるもんだな、とあらためて思うのです。
拙者は、どちらかと言えば、「どうにかなる」マインドは強めではありますが、自己肯定というよりも、自分で落ち着き慌てないための「どうにかなる」というおまじないの言葉です。
しかしこの著者、拙者の昔の気持ちとかを見透かしているような気にもなりました。
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