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2021-05-04

読んだ本(2021-#19):一人っ子同盟

[No.2791]

#19「一人っ子同盟」重松 清

近所の図書館でチビ子が借りた本ですけど、読んでみるように勧められたので読みました。

小学生のテキストや国語の文章題で、重松作品が頻出なのはチビ子からも聞いていました。ついつい文章題の内容が気になってしまうとか、続きを読んでみたくなる、はチビ子の言葉。

小学校高学年にもなると、世の中の構造や矛盾や、自分の家族環境の一般性や特殊性にも気がつくし、その背景や理由も察することもできるようになると思います。

叶う確率の低いことを、将来の目標と言わなくなるとしたら、現実的な判断で諦めてしまうこともあるし、周囲の声で断念することもあると思いますが、どうやったら実現できるか、を意識して継続的に頑張れるといいな、と思います。

親の都合や家庭の事情で、子供の人生の選択肢が影響されるのは事実と思いますが、子供自身の気持ちや頑張りで、子供自身がつかめる豊かさや幸せは、絶対にある、と拙者は信じています。これまでの拙者も、これからの拙者もそうです。

主人公のハム子(本当は公子)、凛とした気持ちのまっすぐな、でも日陰な気持ちもある女の子。はつらつとした、キラキラの目で、輝く女性になってほしいです。

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