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2021-06-03

読んだ本(2021-#23): 経済安全保障リスク

 [No.3382]

#23「経済安全保障リスク」平井 宏治

アメリカの同僚から、初めてInfomation Assuranceというキーワードを聞いた時、何のことだかわかりませんでした。

Information Security ではなくInformation Assuranceなのだということを教えてもらった時に、日本が自分で我が国を守ろうとする法律、制度や国民レベルでの認識が、アメリカと格段の違いがあることに驚きました。

北海道の水利権が、某国の資本によって買い取られている、防衛省のそばに建った高層マンションの一室を、某国の民間人?が購入している、某国の軍事機関が支援する技術大学から、大勢の留学生を迎え入れているなどの事象を並べてみると、日本の重要情報や技術情報が、いとも簡単に某国に合法的にでさえ流出しているという実態を感じます。

国家機関が民間企業に産業振興支援をし、結果的に海外に輸出すればダンピングとも思われる事態ですが、WTOなどの国際機関のリーダーが、その国家から選出されたリーダーであるならば、ダンピング疑惑には、骨抜きな対応になることは明らか。

あらゆる技術情報を軍事に転用する、遠慮なく国家全体で取り組まれているとしたら、相当な防御や外交姿勢を示さなければ、どんどん日本から流出しますね、技術も、資本も。

スパイ防止法がなく、サイバー攻撃をされてもやり返すことを憲法で禁じているのであれば、サイバー攻撃は浴びるだけ浴びてしまう、負けが必然ですね。

書かれていることがどこまで事実か、拙者は知る術もないですが、国レベルで取り組まないと、国民の生活の平和、平穏、健全な経済成長は望めないです。

拙者は、自分の立場でできるベストを考えて行動します、プライベートも仕事も。

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