[No. 3112]
#58「ミスターオレンジ」トゥルース・マティ
第二次世界大戦の頃のニューヨークに住む少年ライナスが主人公です。ヨーロッパ戦線に兄が志願して家族から離れ、幼い弟や妹と生活し、父や母の手伝いをする。周囲にも、出兵した家族がいる生活で、家の窓に貼られた青い星は戦地に家族が赴いていることを示し、金色の星は命を落としたことを示す、そんな日常で、青果の配達先で知り合った画家のミスターオレンジ。
戦争の悲惨さ、無慈悲さや無意味さに勝つには、絵画などの想像力だとライナスは聞いても、ピンと来ません。絵画や創作で何を想像して形になれば、誰かと考えや未来を共有できるから、悲惨で無意味な戦争だってやめることができる、とんなメッセージだったのかな、と拙者は思いながら読みました。
wikipedia; Piet Mondriaan Victory Boogie Woogie.jpg |
この本のミスターオレンジとは、画家のピート・モンドリアンとのことです。ミスターオレンジが最期まで手がけた作品「Victory Boogie Woogie:ビクトリーブギウギ」には、どんなメッセージが込められているのでしょうか?
いろんな性格や特徴のある人々が、多様性の中で平和に暮らす、そんなものを拙者は感じました。
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