[No.3491]
#57「グラスホッパー」伊坂 幸太郎
2008年10月9日のつぶやきを見ると、以前読んだことがあるみたいですが、爽やかなぐらいに話の流れや内容を憶えていなくて、初めて読むように楽しめました。
別の伊坂作品に、同じ人物が出てくることもあるので、なんとなく読んだことある感は、増す感じでした。
伊坂作品を読んで感じるのは、話の身近なところに死があることのように感じます。殺人や自死が出来事として、出てくることも少なくありません。
この作品を(前回の記憶がないものの久しぶりに)読んでみて、都会での人と人とのつながりの偶然性と、相反するように出来事でつながる蓋然性の微妙なバランスを感じます。起こりえないけど、いざそうなったらこんねつながりが連鎖が起こる、という不思議な気持ちです。
都会に蠢く闇の、黒い組織や力に関わらないようにしたいものです。君子ではないですが、危うきに近寄らず、は必要なサバイバル術のように思います。何か嫌なことに巻き込まれないようにしないと、と感じました。
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