[No. 3528]
#66「べリングキャット」エリオット・ヒギンス
情報発信の方法として、インターネット、テレビ、新聞、雑誌、ラジオなどで伝播するスピードや認知の影響力は違いますが、インターネットは従来のメディアと比較して、とてつもなく速く、広く、パーソナライズして情報を発信させることができます。
差し替えも瞬時にできるし、SNSを活用すれば、どこからでも、誰でも、写真や動画も含めて世界中に公開することも可能です。
事実もあれば嘘もあるし、発信力をビジネスに転換しようとすることも可能ですし、何らかの意図を持った扇動もできるし、既に行われているようです。
インターネット上に公開された情報、オープンソースな情報の真偽を確認した上で、権力者や国家などの強者の嘘や隠ぺいに立ち向かう、これこそべリングキャットの活動の目的と知りました。
従来、重要な情報は情報保安局などの権威組織が独占的に取り扱っていた時代もありましたが、今やインターネット上に公開されている情報をつなぎ合わせることで、いろんな事実や経緯を知ることも出来るようになっており、権威組織が独占的に情報を取得する、という時代でもなくなりました。
べリングキャットが、当社は単なるパソコン・ネットおたくのような存在として受け止められていましたが事実確認の慎重さや正確さには、熱いものを感じました。
べリングキャットが攻撃される危険性、悪用されるリスクも承知の上で活動するべリングキャットの今後、インターネットの情報活用の便利さと危うさを意識しておこうと思います。
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