[No.3578]
先日美術館に行って、美しい作品を快晴の秋空も楽しみました。拙者、決して美的センスがあるとは思っていませんが、美しいと感嘆することを喜びと感じることが、少しずつできるようになってきているように思います。
ピカソの線画を見つけて驚きました。線だけで、柔らかさ、細さ、伸びやかさ、しなりの強さ、美しさなどのすべてを表現しているようで、何もつき足す必要もない気がします。
描かれていませんが、表情すら見えてくる感じます。矛盾すら感じるのですが、表現しないこと見えてくるものもあるし、伝えたいメッセージがあるのであれば、なるべくシンプルに伝えた方がいい、と思います。
この線画、いったんどのくらいの時間で描いたのですかね。
一度、ピカソが粘土の塊をチョップみたいに叩いて、押さえて、くぼませてみたいな、ドーン、ドーン、ドーンとしている間に、アッと言う間もなく鳥の陶器の水差しを作っている動画を観たことがあります。最初から完成図が見えているようでした。無駄なチョップもなく、押え直すこともなく、踊りにも見えました。
ピカソを比較にするのは僭越至極でございますが、思考や拙者のパフォーマンスに少しでも取り入れたいと思い続けております。
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