[No.3879]
#34「あるキング 完全版」伊坂 幸太郎
実力もある優れた成績を出す元プロ野球選手が、弱小球団の監督をしていて、監督をやめる最終試合でベンチに飛んできたファウルボールを避けて頭部打撲をしたことが原因で亡くなった。
その日の生まれた男の子。熱狂的な地元の弱小球団の応援をするファンである両親に育てられ、小学校の頃から打てばホームランの日々。相手チームからは敬遠されることも多く、それでも腐る事なくピッチャーが投げる時には、ストライクかボールかが、わかる天才野球選手になります。男の子と名前は王求(おうく)。
王求のクラスメート、バッティングセンターの主人、中学校の不良な先輩など、弱小球団の社長、登場人物は少ないですが、いろんな人のつながり、時間を経過しての交差が物語に盛り込まれています。
自分1人では抗えない事情があるとしても、それを運命として受け入れるのか、何か解決策がないのかと七転八倒するか、諦めてしまうか、どうすればいいのだろう、という気持ちになりました。
王求は、どうしたかは読んでのお楽しみです。
拙者は、何か解決策がないのかと七転八倒する、です。
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