#42「銀座「四宝堂」文房具店Ⅴ」上田 健次
チビ子におススメされて気に入って、読み続けているシリーズの5巻目です。先日外出して帰宅したチビ子が、本屋で見つけたと買って帰ったものです。
今回は、あれやらこれやらで忙しくてなかなか読み終わらないチビ子よりも先に、拙者が読みました。
いかんいかん、年齢を重ねたせいでしょうか、涙腺が緩いというよりも、すぐに眼の奥がジーンと熱くなります。もう会うことがかなわなくなった人との思い出や、今も募る想いの物語を読むと、拙者自身の経験と重なる内容や想いを感じて、ついつい感情移入は深くなっていることに気が付きます。
四宝堂の硯(けん)と、喫茶「ほゝづゑ」の良子の今は、読んでご確認ください。
想いをつなぐ物に文房具があったり、手紙があるのですが、やっぱりメールやチャットではないのでしょう。手紙もお気に入りのペンとインクで自筆、便箋や封筒も想いを込めた選択もできますし、誰かに気持ちを伝えるには、やっぱり文房具店にまず行った方がいいです。
親切で丁寧な店員さんのいる文房具店、心地いいです。ペンの太さや細さ、実際の使い心地、代替のおススメ、聞けば聞くほど出てくる情報は、オンラインショッピングとは別の買い物の楽しさ、人とのかかわりの豊かさを感じますね。
最近行っていませんが、行ってみたくなりました、文房具店の世界チャンピオンでお気に入りのお店に。

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