#65「未来いそっぷ」星 新一
最初にこの本を読んだのは、中学生の頃だったと思います。
シニカルだけどユーモアがあって、SFのような要素もありながら人情的な機微もあって、ショートショートで読みやすいといとてもポジティブな印象でした。
あらためておっさんになってから読むと、大人の事情、組織内外の壁や諍いなどの扱いが、とても納得感があったり、何か類似の経験を思い出して読めました。
アダム・スミス「道徳感情論」を思い出しました。良き市民として生きる事の重要性、自己だけでなく他者のために気遣える豊かさを感じました。
今のインターネットやスマホの登場を見越したようなストーリーに、ドキドキしますが、この作品は1971年の作品だとのこと。
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