[No.3977]
#74「リカバリー・カバヒコ」青山 美智子
日の出公園にあるカバのアニマルライド(動物の形のオブジェ)、自分が痛い体の部位と同じカバの部位を撫でると、痛みがなくなるという伝説を持ち、回復力のあるという意味もあって、リカバリー・カバヒコと呼ばれていました。
日出町に住む、高校生、小学生、幼稚園ママ、親と同居していないサラリーマン、短編の主人公が少しずつカバヒコを介した繋がりが、ほんわかとあったかい気持ちにさせてくれます。
子供の頃の拙者にとって、カバヒコもありました。寝転んで海を眺めた防波堤、夕陽を眺めようと登っていた松の木です。
松の木はなくなってしまいましたが、今でも、あの防波堤を見ると、懐かしくて、少し元気が出る気がします。
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