[No.3999]
#84「その幸運は偶然ではないんです!」J・D・クランボルツ、A・S・レヴィン
スタンフォード大学の教育学と心理学の教授であるクランボルツ氏とキャリアコンサルタントのレヴィン氏のまとめてくれた本ですが、拙者が経験的に仮説としてきたキャリアの考え方と同じような視点も多いことが嬉しかったです。
アメリカでは、キャリアコンサルタントが大学生でも昔から利用できたり、OBやOG訪問を斡旋するだけでなく、個人の特性や指向や人生の目標なども含めて、相談に乗ったり、インターンを経験することで希望を強めたり、方向性を変えるなどが当たり前に行われてきたことに驚きました。
大学進学や新卒の就職活動における、拙者自身の考察に少なさに関する反省は、このつぶやきと叫びでも何度か書いております。
一斉に就職説明会に申し込んだり、同じ業界で同じタイミングで採用活動を開催したり、内定者を囲い込んだり、入社後には、マナー研修など急に中学生に教えるようなことを合宿研修したり、なんだろうな、と思い続けています。
「計画された偶発性」理論を実践するための5箇条
- 好奇心:たえず新しい学習の機会を模索し続けること
- 持続性:失敗に屈せず、努力し続けること
- 楽観性:新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
- 柔軟性:こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
- 冒険心:結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと
人生を豊かにする心得として、拙者は受け止めています。
なぜ僕らは働くのか、を読む中で紹介されていたこの本、本がまたいい本を紹介してくれた好例だと思います。

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