[No.826]
拙宅で育てているハイビスカス。
ハイビスカスを育てたことがないので、南国の雰囲気に浸れることを楽しみにしていたのですが、育て始めるもなかなか花が咲かない状況が続いておりました。
生花店では、ハイビスカスの花が咲きそろっているので我が家でも咲きそろうもの、とばかり思っておりましたが、実際にはなかなか咲きませんでした。
もっと日当たりのいい場所に置いてあげよう、液体肥料を与えよう、もっとしっかりと水を与えよう、というような努力が実ったのか、ようやく4つの花が咲きそろった日の写真です。
鮮やかな色です。
育てて初めて知りました。ハイビスカスの花は、一日だけ咲くと翌日にはしぼんでしまうんですね。
生花店で質問したら、教えてくれました。
ようやく咲きそろった写真の花々も、翌日にはしぼんでしまいました。
それも翌日には、ポロンと落ちてしまうんです。
鮮やかな色は、わずか一日の開花のためだけであるかと思うと、美しさとはかなさが同居しているように感じて、少し切ない気分になりました。
しかし、ハイビスカスは拙者のセンチメンタルな思いを軽~く圧倒します。
次から次へとつぼみが出てきて、どんどん咲いては、どんどんしぼみ、またどんどん咲く、の繰り返し。次から次へと出てくるつぼみは、一日だけの開花にはかなさを感じる拙者に、これでもか、これでもか、と這い上がるようなガッツを教えてくれているようです。
ハイビスカスからガッツを学んだ、2008年 夏。
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