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2009-11-27

読んだ本(2009-#41):マドンナ

[No.1128]

#41「マドンナ」奥田英朗

著者の小説をい読むのは3作目ぐらいでしょうか。
拙者にとって、ぶち(標準語:とても)読みやすい文章です。
いろんなサラリーマン、40歳代、男性が主人公の短編集です。

職場に若い女性が異動した時の根拠のないトキメキ、年上の男性上司以外が上司になった時、あるいは年下の後輩以外が部下になった時のとまどい等、サラリーマンであれば、ついつい頷いてしまう事も多いです。

拙者まだ40歳代ではないですが、頭をブンブン振りそうになるぐらいに共感できました。
これまでに獲得したポジションや家族や知人等、守りたいものが増えていくと同時に、獲得してやろうと挑戦する気概や時間がなかなか増やせない焦燥感。
失ったら取り戻せばいいじゃないか、また獲得すればいいじゃないかと割り切れるのは若いからかもなぁ、と感じました。

何かを守ることは、決して何かに挑戦しないってことでもないわけで。
体力も時間もなかなか調整がつきませんが、いくつになっても、やっぱり何かに挑戦していたいです。

近所に道場があることがわかったので、高校の部活動を卒業して以来になる弓道を再びやってみようか、という気持ちがここ2,3日でムクムクと気持ちが盛り上がっております。
高校時代に輝かしい成績というのはないですが、拙者は弓道弐(2)段です。

的に向かう静寂の中で、集中できた時の達成感。
確かに的中も大事ですが、自分との戦い、自分をコントロールする面白さを再び味わって、技術も向上させたい。

弓、矢、かけ(弓を引っ張る右手の手袋)、弦、袴などなど、入手する必要があるので、しばらくの間は、イメージトレーニングメインで挑戦しようと思います。

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