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2009-12-07

テニスボーイの憂鬱、悩むべし

[No.1136]

2人掛け電車のシートで隣の男性が読んでいる本は、多くの写真があるテニスの解説書でした。
内容はとても大事な基本的レベルのものが多く、良くないことかもしれませんが、チラチラ見えてしまいました。
大事な基本的な内容も、表現のいかんによっては誤解を与えてしまうことがあります。
拙者が教えてもらったり、実践している内容とは違うことが書いてあり、こりゃ読んでいる人は誤解するだろうなぁ、と思いました。

例えば、狙ったコースにサービスを打つためにいろいろ気を付けることがあります。
いろんなテニス雑誌にも書かれています。
・打ちたい方向に向く
・トスをきちんと上げる
・的確な打点でボールを打つ

こんなことが列挙されますが、実際にはテイクバックのタイミングが大事ですし、
打点とグリップの握り方とスイングの方向(肩と肘の使い方など)がセットにならないと
狙ったコースにいいサービスを打つことはできません。

もちろん初心者用の解説ですから、最初からてんこ盛りの内容を書けないでしょうが、
「書いてあるようにやったけど、うまくできない」って事になると思うんです。

本に書いてあるのは当たり前のことで、実現したり達成したりするためには、当たり前を更に深く掘ったり、発展させなければならないのだろうなぁ、と通勤電車で考えたのであります。

お金持ちになる方法、デキるビジネスマンになる方法、マーケティングがわかる方法、本当の自分を見つける方法・・・いろんなマニュアル的書籍が本屋さんを賑していますが、読んだ内容だけを実践していてもダメなんでしょうね。

自分でやってみて、続けてみて、考えて、また続けてみて・・・
そしたら何かわかるかも、何かできるようになるかも。

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