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2010-11-30

読んだ本(2010-#17):「自分ごと」だと人は動く

[No.1358]

#17「「自分ごと」だと人は動く」博報堂DYグループエンゲージメント研究会

特定ではあるが多数の人に読んでもらって行動してもらう、意識を変えてもらう、
そんな仕事をしていると、そりゃなかなか難しいなぁ、と思う毎日。

今広告の仕事をしている訳ではありませんが、
この本のタイトルにあることはここ7年ぐらいずーっと感じていました。

会社であれば、社長とかの偉い人からのメッセージにするとか、
行動してもらわない場合のペナルティを課すとか、
強制力を持たせることも有用ではありますが、常に強制力を持たせる訳にもいかず、
究極的には理解し合える、共有できる関係性を持つことが重要だし。

webやケータイで、昔の情報でも探せばいろんな情報を自分で探せるし、
情報は溢れているし、今見なくても「スルー」する。
今の自分に関係ない、当面必要ないと思えば、とりあえず見てもらえない。

じゃあ、どうしたら見てもらえるか、行動してもらえるか。
状況に応じてトコトン考えてみるしかないですね。
言葉の見出し、文書のコンテクストやレイアウト、デザイン、タイミング、
説明の具体性、複雑な内容の抽象化・・・工夫できる要素はたくさんあるはず。

よく薫陶をいただいたG 部長、このことをよく仰っていました。
企画書を見てもらう時にもいろいろ指摘されまして、
「お前のオフクロが見てもわかるか?」
「じっくり読んでもらえる、そんな事を期待してもダメだ」
「ターゲットとなる人が見たら理解してもらえる、それは言い訳だ」

今となればその指摘が正しいことがよーく分かります。
G 部長がこの内容を書いた本があれば、ぜひ読んでみたい、そう思いました。

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