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2011-09-15

観た映画(2011-#1):オーケストラ!

[No.1541]

#1「オーケストラ!」

本に続いて気に入った映画やDVDがあればつぶやくことにしました。
新しいラベルは、「映画」です。つまらなかった映画についてはつぶやきません。

Podcastで聞いているラジオ番組内で紹介されてました。
iTunesでレンタル版をダウンロードして、通勤と帰宅の電車内で鑑賞。

共産党時代のソ連で楽団の指揮者だった主人公は、
楽団からのユダヤ人排斥指示に反旗を翻した結果、
公演途中に指揮棒を折られて中断さて、指揮者を終われ。
30年後の現在は、楽団ホールの清掃員として生活。
楽団理事長の部屋を掃除していると、パリからの講演依頼Faxを発見。
楽団になりすまして、パリでチャイコフスキー公演をしようと
昔の楽団員を寄せ集めてパリに行くも・・・

あらすじの前半はこんな感じ。

旧ソ連時代の不条理な処遇、それにもくじけず温め続けた公演への熱い気持ち、
ロシア人ならではビジネス感覚やマナーや交渉術。
悲しい過去の描写もありながら、コメディタッチで軽やかに笑えるし、
そして最後には感動の涙(T_T)

こりゃ、いい映画です、拙者が好きな映画です。
電車の中で涙が出そうになるので、鼻水をすすり続けました。

終盤の演奏シーンは圧巻。
美しい演奏、クスっと笑えるシーン、過去の悲劇、よっしゃーという気持ち、
バイオリンソリストの表情の変化、そしてエンディング。

悲しみを抱えて乗り越えて、情熱を忘れず温め続けて、にこやかに生活する。
そうやっているといい事あるかも、と思わせてくれます。
現実はそんなに甘くない、と仰る方もいらっしゃいますが、
何かを目指すことを諦めてしまうと、立ち向かえなくなるし、
かわし続ける人生を送りたくないので、ぶつかって傷ついたり疲れたりしても、
また立ち上がってぶつかって、何度か挑戦して克服してやろう、とやっぱり思います。
もっとスマートに、効率よく生きる事もできるかもしれませんが。

だからこの映画を観て、いいなぁって思うのかもしれません。

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