阪急西宮スタジアムに思いを馳せ

[No.1780]

拙者の幼少期にファンだったのは、
阪急フレーブスでした。
巨人戦しかナイター中継がないので、
映像を見るのはもっぱら深夜のニュース。

17–15というような
ラグビーのスコアみたいな試合だったり、山田のアンダースロー、
福本豊の走塁、
加藤英司の豪快なバッティング、
頼りになるマルカーノ、
優等生のイメージの箕田浩二、
長池徳二、ウィリアムズ、山口高志の豪速球・・・魅力いっぱいでした。

巨人との熱闘日本シリーズ、数々の名勝負が繰り広げられた西宮スタジアムも、
今はショッピングモールとなり、にぎわっております。
屋上の庭園には、ホームベースが置かれていた場所がモニュメントに。
拙者は打席に立って目をつむり、バックスクリーンをイメージしました。
福本豊もここに立ち、このベースの隅を山田久志のスライダーがかすめ、
南海の野村克也がここに座り、江夏の速球が唸っていたのだろう、と。

ショッピングモール内には阪急ブレーブスの記念展示もあるようですが、
それにしても、ここで激闘が繰り広げられたことについて、
このホームベースのモニュメントはリスペクトが足りない。
ひっそりとあるこのホームベースに、どのくらいの人が思いを馳せるのだろうか。

うん、また見に行こう、チビ子が気に入った遊具プレイランドも近くにあるし。