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2012-09-27

観た映画(2012-#19):ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜

[No.1817]

#19「ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜」


素晴らしい映画でした。
小島慶子「キラ☆キラ」Podcastで、町山氏が映画を紹介するコーナーで取り上げられているのを聞いてから、ずーっと気になっている映画でした。
あらすじは、ちゃんと書きたいので、wikipediaを転載させていただきます。

1960年代前半。大学を卒業したユージニア(愛称スキーター)はライターを志し、故郷のミシシッピ州ジャクソンに 戻った。故郷の友人たちは皆、結婚、出産をしており、家事や育児を黒人メイドたちに任せきった気楽な生活を送っている。友人の一人ヒリーは、病気がうつる と信じ込んでメイドのトイレを屋外に作るべきだと主張する。スキーターは友人たちの黒人メイドに対する態度に嫌悪感を覚える。また、自らも黒人メイド、コ ンスタンティンに育てられたスキーターは、大好きなコンスタンティンが退職し何も告げずにシカゴへ去っていることに疑念を抱くが、母は取り合わない。
スキーターは、ローカル新聞の家庭欄で家事の相談に代役で回答することになり、友人エリザベスのメイド、エイブリーンに手伝ってもらうことにする。 エイブリーンは優秀だった一人息子を不幸な事故で亡くして以来、子守り相手の子供以外には心を開かない。一人のライターとして黒人メイドたちの真実を著す 責任を感じたスキーターは、エイブリーンを熱心に説得、密かに取材を始めるが、その他のメイドたちは報復を恐れて固く口を閉ざしてしまう。
そんな折、ヒリーのメイド、ミニーは、ヒリーの家のトイレを使ったことで解雇される。怒ったミニーがスキーターの取材に参加することになった。ま た、ヒリーが雇った新しいメイド、ユール・メイが拾った指輪を質に入れて逮捕されたことに憤慨したメイドたちもまた、自らの経験を語り始めた。

アメリカ南部の人種差別、メイド(家政婦=help)と雇い主である主婦との関係はショッキングでした。あの映画に出てくる白人の奥さんって、家事も子育てもしないで、おしゃれとパーティで遊んでいるだけのようなイメージです。
それが事実であるか、程度の問題であるかは拙者には分かりませんが、そんなに昔でもない時代のことを検証する、事実認識することの難しさも感じました。

育ててくれた家政婦との信頼感や愛情、本来であれば母親と構築されるべき関係です。
またそんな関係であっても、自分が主婦になると、自分も家政婦をこき使う主婦になってしまっている構造。

この著者は、地元を離れた大学に進学する事で気が付いた自分が育った環境の問題に気が付いたんです。やはり、視点や環境を変えてみること、考えを変える柔軟性を持つ事は大事です。

拙者のつぶやきでは、この映画の素晴らしさが陳腐になってしまうので、これ以上は何もこの映画に書きませんので、ぜひご覧ください。

主人公であるスキーターの育ての親でもある黒人メイドのコンスタンティン、笑顔を見ると、拙者の母方の祖母を思い出しました。コンスタンティンが受けた試練を思うと胸が熱くなるのは、この映画を見て感慨深いのは、それが理由かもしれません。

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