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2014-05-08

読んだ本(2014-#10):採用基準

[No.2222]

#10「採用基準」伊賀泰代

コンサルティング会社マッキンゼーの採用人事を担当していた方、
とても多くの示唆に富んでいる内容でした。

これから就職活動を控えている、またはまっただ中の人が読んでもいいし、
就職した若手が読んでもいいと思います。

本のタイトルを読むと就職活動のマニュアルみたいな印象もありますが、
中身はちょっと違います。

・高学歴の人が集う
・頭脳明晰、記憶も思考力も優れている(=地頭がいい)
・外国語も堪能

マッキンゼーとかの外資系コンサルティング会社に採用される
キーワードのように思っていましたが、著者の思いは違います。

依頼主の為に、とことん考え抜いて、依頼主と悩みを共有し、
依頼主の悩みを解決するなどして期待に応える、ことができるか、が本質のようです。

学歴も、頭脳も、記憶も思考力も語学もあればいいですけど、
それだけがあればいいか、という一番大事なのは、この本質を実現するという気持ちや
行動=リーダーシップも大事、というお話。

この本は、
・リーダーシップとは何か
・仕事にはどんなリーダーシップが必要か
・日本人にリーダーやリーダーシップが不足している現状や背景
ということをきちんと理解し認識させてくれる良書だと思います。

20歳代に読んでおきたかったけど、
この年齢になったからこそ分かる話でもあります、拙者にとっては。
後輩にも読んでみるように薦めます。

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