[No.2774]
#2「いま世界の哲学者が考えていること」
そもそも「哲学」ってなのだろうと思ったのですが、
いったん、「哲学とは考え抜くこと」といったん自分で定義しまして、
世界にはどんなことを考えている人がいるのだろう、
と思って手にとって読んでみました。
「考える」という行為自体が、誰かのマネや影響を受けているので、
歴史観や宗教観と完全に切り離して「考える」ことはできないようにも思います。
ただし、発生している事実が1つであれば、いろんな視点や思いはあるとしても、
事実認識は1つに規定することはできるように思います。
たとえば、ゲノム解析が完了し、iPS細胞の研究のように細胞再生や
生命の創出が技術的に可能になる、という事実があったとして。
是々非々を、いろんな人で議論してみたらいいんだと思うのです、やはり。
いろんな利便性や危険性をきちんと、洗いざらい言ってみたらいいんです。
技術や情報を知りえる一握りの特権者が、扇動したり社会を騙したり、
こそっとやってしまうなんて起きないように。
SNSやくクラウド、インターネットやITインフラは、
技術的には可能な状況にもあるように思います。
世界中の紛争や政争も、なくなるのでは、という淡い期待もあります。
ただ、あらゆる経済活動の動力には、情報の非対称性(知る者と知らざる者の差)に
基づくイノベーションやビジネス創出があるので、経済活動が鈍るのか?
という凡人の思いはありますけど。
世界の賢人の今の考え、実はこの本を読んでもよくわかりませんでした。
・ゲノム編集、生命延長……人間の身体はどこまで改変できるか
・脳科学が犯罪者になる人間を予測する?
・人類絶滅以後の世界を思考する「21世紀の時代精神」とは
・IT社会の実体――シノプティコン(多数による少数の監視)とはなにか
でも、やっぱり考えること考えを整理することは大事だと思いました。
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