[No.2929]
世界一の巨大SNS「サークル」で働くことになって、
最初は顧客からの問い合わせ対応が担当だった女性が主人公。
ハリーポッターのハーマイオニーでおなじみのエマ・ワトソン演じる主人公は、
仕事の成果や、同僚やSNSの登録者のあらゆる行動(コメント、位置、観ている風景の写真)などが、一切制限なく共有されている環境に慣れていきます。
小さなブローチのようなカメラは、常にインターネットに接続していて、居場所や観ている風景も全てSNSで公開されます。
逮捕できないでいる容疑者の写真などを公開すると、世界中のSNS登録者が似ていると思われる写真や人物の情報を寄せてくる。 そのうち、同僚が似ているという投稿が来て、投稿者の映すビデオと、写真が照合されて、逃走中の容疑者と判明し逮捕することもできる。
その反面、プライバシーがなくなり、観た人が予想もしない反応して、ネガティブなリアクションが溢れてしまう。楽しそうな自宅での食事風景も、インテリアのことをけなされたり、同席する友人のことを悪く言われたり、妬まれたり、批判されたり。
今スマートフォンでは、自分の位置情報も公開することもできるし、本人は公開しているつもりはないのに、実は晒されているという状況も同時に起こっていると思います。
便利な反面、悪用されるリスクもあるわけで。
エンディングをどう受け止めたらいいかちょっとわからないのが残念。
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