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2020-08-02

読んだ本(2020-#15):店長がバカすぎて

[No.3193]

#15「店長がバカすぎて」早見 和真

チビ子と一緒に書店内のぶらつきを楽しんでいた時に、
「これ読めるかな」とチビ子に渡されたのをきっかけに買うことになり、
これまた一気に読み終えてしまいました。

書店の冴えない店長が、つまらないスピーチで始める朝会、
本屋大賞があるように、書店員のオススメで本が売れたり売れなかったり、
POPに採用されるコメント、POPに採用される店員、
お店の運用の問題など、本屋事情がいろいろ垣間見えるのも面白いですし、
何より、本当に本が好きな店員さんの葛藤が、
書店好きの拙者には、ほのぼのと、そして嬉しく感じる描写であります。

タイトルが刺激的ですが、
心の叫びとしては、きわめて日常的な表現でして、違和感がありません。
まあ我が家では、「”店長がバカ”が面白くて、もっと読みたい」
と世の中の、あらゆる店長さんに叱られそうな発言が飛び交いましたが。

本の帯にあるように、ラストに驚愕のサプライズです。
映画化されたら、面白そうだな、とも思いました。

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