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2020-12-29

読んだ本(2020-#42):女子校力

[No.2709]

#42「女子校力」 杉浦 由美子

多感な時期に、異性の視線を気にせずに伸び伸び勉強や、部活動に頑張れる、という趣旨の女子校のメリットを聞く機会があります。女子教育、また働く女性、いろんな意味で自立した女性を目指す、というキーワードも聞くことがあります。

今の拙者は、女子校のメリットもデメリットも、よく実感として分かりません。中学生や高校生、大学生で女子校に通っても、学校の外は男女関係なくいろんな関係やコミュニティ、価値観にまみれるわけですので、学校だけ気にしていても、あまり意味がないと思います。

共学校のメリット、デメリットもよくわかりません。言われていることを真剣に聞いても、納得感がありません。

結論として今思っているのは、チビ子のとっていい学校に行かせてあげたいということ、チビ子にとって「いい」とは何か、を親として、家族として徹底的に考えて納得すること、だと思います。もちろん偏差値ではない、ということです。

この本の出色は、4章以降です。残園ながら3章までは本を読まずとも耳に入ってくる一般的な話や、女子校育ちは異性に奥手、というような、拙者にはあまり価値を持たない話が散見される程度です。

4章以降は、実社会で必要となるコミュニケーションや対人関係の構築や維持の重要性やポイントに対して、学校時代のコミュニケーションとのギャップがいい対比で書かれていて興味深かったです。

チビ子にとって「いい」とは何でしょうね?いろいろ断片的には思うところありますが、家族でワイワイ話していきたいと思います。

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