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2021-05-12

読んだ本(2021-#20): いま救国

[No.2793]

#20「いま救国」青山 繁晴

外交と言えば、総理大臣や大統領同氏の交渉や議論での決定とイメージしていましたが、実際は事前にすり合わせや担当事務官レベルでは結論を出していて、が実情でしょう。

また政府や当局同士で交渉するレベルもあるでしょうが、民間人や民間企業レベルでも、外交に負けないように準備する、備える心がけることも必要かと思います。

青山氏の述べていることを、スパイ映画や小説の世界と捉えてしまうと、インターネットでの情報移転も大量データの送受信も容易になっている現状では、日本の大事なデータや優位性は、危ういと感じます。

あまりにも生々しい記述になると、本当かなと感じる部分はありますが、おそらく今後は、青青山氏の懸念や提議が、杞憂に終わるのではないと感じます。

わが身や家族をどう守るか、を拙者たちはどこまで真剣になれていますかね?

以前情報セキュリティに関連する議論をアメリカ人としたことがあり、その場で言われたコメントに、日本とアメリカでの情報セキュリティの考え方の基本的な、底の部分で違いを感じました。

日本では、情報セキュリティの考え方の一つは、企業の情報資産を如何に守るか、という前提を置くように思います。

アメリカの情報セキュリティの担当者は、

”命を守るために情報セキュリティを高めます。

命が守れないと、情報資産も守れないので”

と笑顔でおっしゃってました。

わが身や家族は、何としても守り抜く、という強い意志が必要だな、と思ったことを思い出しました。

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