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2021-07-20

岡本太郎の作品を見て感じてみる

[No.2838] 

説明を受けるのではなく、まずは自分で感じてみて、というのがメッセージの一つのようです。作者が何を伝えようとしたのか、何を表現しているかの解説を聞くのではなく、いろんなことを感じていいし、感じなくてもいい、そんな岡本太郎さんはお持ちのようです。

美術や芸術に造詣があるわけではないですが、拙者岡本太郎さんの作品を見たり、著書を読むことが好きです。ストレートに言葉が突き刺さる気がしますが、攻撃的なフレーズにも素直さや優しさを感じることもあります。

写真の一つ目は、ノンというタイトルです。英語でNoを意味するノンですが、何かを拒絶する、自分を貫くために、周囲に同調しない、というメッセージかもしれません。

二つ目は河童です。大きな目でこちらを見る河童。こちらに近づいてきそうな、親近感を持っている存在。

三つ目は女神。細く華奢でありながら、体幹がブレずに朗らかに優しく空気を包むような立ち居振る舞いです。

 

いろんな方向や角度から、作品を眺めることができました。 単純な直線などなく、あらゆる曲線や構造が無駄なく、必要にして十分なシンプルさでありながらも、温度や熱を感じました。

必要なものを残し。余計なものを削る、なくても大丈夫であれば付けておくのではなく、取り外す。本質的に意味を持つものを残し、それ以外は取り外してみることを繰り返されたのか、とも思いました。

 

コロナ禍でのオリンピック・パラリンピックの開催、無観客から有観客への変更の議論要請、先進国諸国よりもワクチン接種が進まない実情、岡本太郎さんだったら、どんなコメントやメッセージを聞かせてくれるでしょうかね。


 

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