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2022-03-07

読んだ本(2022-#16): 三千円の使いかた

 [No.2967]

#17「三千円の使いかた」原田 ひ香

学生時代を終えて就職し、いろんな業務経験を積みながら自分の専門性や興味関心を主な理由に転職し、結婚してチビ子も家族に増えました。母を急に見送り、田舎で一人暮らす後期高齢者の父親とビデオ通話で話すものの、コロナ禍で2年近く帰省できず、直接会えず。

自分の仕事、子供の塾や進学への奮闘、自分の体力や疲労との付き合い方、家族の将来や自分の夢など、いろいろ抱えている今、この本を読むと、他人事ではなく、ほとんどを自分事として一気読みでした。

結婚だったり、子育て、夫や妻との関係、パートナーの実家との関係、何が常識で普通かもわからないはずなのに、ついつい自分の考えを「常識」として捉えたり、人に言ってしまいますね。人は人、家族であっても、兄弟や友達であっても、決して同じではないし、いろんな事情があるってことですね。

3,000円とは? 気に入ったマグカップ、餃子とラーメンを食べて生ビールを2杯飲む、お気に入りのCDを買う、映画館でホットドッグとポップコーン食べてジュースを飲む、面白い本を買って読む、いろんな使い方があります。短期的な視点や、長期的な考え方などの違いで、効果的な3,000円の使い途もいろいろです。 つまり、考え方の違いも出てくるな、ほほーっと思いました。

いろんなご家庭があって、いろんな事情があって、どこかで点と点が重なる感じで、人と知り合うという気もします。人と比べて凹んだり、妬んだりしてしまうこともあるのですけど、自分はどう生きる、どんな人生を過ごしたいか、という自分の考えがあれば、ぶれずに自分らしく豊かに生きることができる、とも思えました。

拙者は、まだ「豊かな人生」ってわからないことも多いので、これからずーっと考えながら生きていきます。

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