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2022-07-23

読んだ本(2022-#42): 人を動かす力

[No.3055]

#42「人を動かす力」ハーバード・ビジネス・レビュー編集部

お気に入りのシリーズの11?冊目になります。チームや組織で仕事をする場合の、リーダーシップ、メンバーとの関係性の構築、チームとしての進め方などについて、示唆に富んでいます。

もっと早く読んでおけばよかった、という後悔があります。上司、チームメンバーや他部署と仕事をする上で、関係性の構築や、混沌とする中で意思決定をしたり提案をする上で、示唆に富んだ話が多いです。この本に限らず、このシリーズ。

ただし10年前に読んでも、今とは異なる捉え方をする可能性も高いと思います。課長になりたてで、管理職としての仕事も出てきて、チームのリードや部下の育成が大事です、などと役割も増えたのに、当たり前のようにこれまでと同じようにプロジェクトのタスクの起案やプレゼンテーションもあるし、おまけにグループ会社の兼務になったりして。

人を動かす、というと何か偉そうな感じしましたけど、英語タイトルはInfluence and Persuationですから、相手に影響を与えたり、納得できるように説得する、という内容です。旅人のコートを脱がせようとする北風よりも、太陽の役割と解しました。

特に印象に残った内容をメモしておきます。

説得を「芸術」から「科学」へ

  1. 好意を示す:人は行為を示してくれる相手の説得に応じる
  2. 心遣いを怠らない:人は親切な行為を受けると、それに応えようとする
  3. 前例を示す:人々は自分と似ている相手に従う
  4. 言質を取る:人々ははっきりとした約束を守る
  5. 権威を示す:人々は専門家に従う
  6. 希少性を巧みに利用する:人々は自分にないものを求める
相手を尊重し、相互の違いを認識し、誠実に接することが大前提ですが、やはりいろんなコツが有ると思いました。テクニックと表現すると、上っ面な小手先の、というニュアンスありますけど、これら6つのポイントを、相手との関係性や議論する内容に応じて実践できれば、いいコミュニケーションが取れそうだな、と思います。

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