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2024-04-08

読んだ本(2024-#23):コメンテーター

 [No.3415]

#23「コメンテーター」奥田 英朗

トンデモ精神科医 伊良部シリーズ、久しぶり17年ぶりの最新刊と聞けば、すぐに読みたくなるもののです。イン・ザ・プール町長選挙空中ブランコを読んでいた時の楽しさを、思い出します。

映画では松尾スズキ、ドラマ版では阿部寛の主演だそうです。どちらも雰囲気がトンデモ精神科医を存分に演じられるような期待が高まります。

何らかの気持ちのモヤモヤ、ストレスや不安を抱えていない大人、いや大人ばかりではなく子供もいないと思います。拙者も中学に入るまでは、毎日野球やサッカーに興じるだけのような毎日でしたが、先輩後輩の部活、高校となれば友達とも進路が分かれる、などが見えてきた当たり、考え事や心配事も出てきたように思います。


精神疾患とか、精神科医に診察してもらうという事を聞けば、何か日常的ではなく、よりシリアスだったり、特別な精神状態であるような印象を受けていましたが、自分の不安を吐露できる相手、と思えばいいような気もします。

同僚や友人に相談し辛い事もあれば、自分で抱え込んでしまうのはしんどいですから、誰かには聞いてもらった方がいいと思うのです。

都会で一人暮らし、転職したての頃、そして今の仕事に取り組むようになって専門家を目指して深夜残業が多くなった頃、しんどかったと思い出します。あの時に、この本を読んでも、楽しめなかっただろうな。

田舎の両親は心配するばかり、学生時代からの友人には状況を説明するのもわかってもらえないだろうと勝手に判断して、相談もせず。でも、身近な同僚が人事労務的な知識が豊富で、話を聞いてくれて助けられたのです。

睡眠不足が体調や精神に悪影響を与えることを実感したので、それ以来、睡眠時間を意識するようになりました。精神科医 伊良部さんのように、俯瞰する、適度に軽率が、いいバランスだろうな、とは思います。

確か映画版は観たことがある気がしますけど、映画版とテレビ版を見てみようと思います。

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