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2024-07-12

電子書籍で「二月の勝者」全21巻 読了

[No.3486]

もともとはマンガ大好きですが、マンガ喫茶に行くこともなくなりました。コンビニで立ち読みもできないことが多くなり、もともとコミックを買って自宅で読んでおいておく、という習慣がほとんどなかった拙者は、マンガから遠くなっていました。

チビ子の受験を気に、受験のことも知ることが出来そうで、マンガとしても面白そうだったので「二月の勝者」をダウンロードして読み始めましたが、ついに21巻を読了です。電子書籍は場所がかさばらないでいいです。iPadで読むのは、文字の大きさも読みやすいです。

チビ子が受験しながらも感じた子供、親、塾業界の受験熱は、過ぎてしまえばいろいろ客観的に感じたことを自分の考えとすることも容易ですが、まさに当事者であるタイミングでは、渦に巻き込まれることを感じながら、必死に自分や我が子にとっての最良とは何か、を見失わないように懸命でした。受験塾サイボーグ教師の黒木先生が、21巻後半で言ってくれていることが、すべての親に届けたいメッセージなんだと思います。

我が子と目が合って笑ってくれただけで、おっぱい飲んで笑顔で寝てくれているだけで、嬉しい気持ちになっていました。ハイハイしたり、歩いたり、走ったり、話せるようになる成長を喜んでいました。そのうち、勉強の成績や、我が子を相対的に比較する場面も出てくる中で、本当に子どもにとって必要なことや、大事な気持ちが薄らいでしまう事も起こりがちです。

妻とは、迷いそうな時には、いつも思い出して話すことがあります。チビ子が健康であることを、まず喜ぼう、健康であることを有り難いと思おう、と。

風邪からの熱中症が原因だと思うのですが、チビ子が1週間ほど入院したことがあります。幸い回復も早かったのですが、着替えを届ける行き交えりに、小児病棟にいろんな経緯で入院しているお子さんたちがいました。お見舞いを終えて帰るお母さんに、まだ帰れないでと寂しそうな表情をしていたお子さんのことが忘れられません。その後お子さんとバイバイしてエレベータに乗ったお母さんの、少し疲れた表情、少し悲しそうな表情を見たことも忘れられません。

このマンガを読んで、中学受験の様子も知ったのですが、拙者は親としての覚悟や、子供への信頼が試されたような気がします。

そして、父として何にチャレンジして、何を実現するか、も大事だと再認識です。父ちゃんも奮闘しているな、とチビ子にも感じて欲しいですし。

マンガなんて、たかがコミック、と思っている方もいるかもしれませんが、いろんなことに気付いたり、考えるヒントになるのは専門書でも、WEB記事でも、マンガやコミックでも何でもいいと思います。こだわる必要もあまりないと思います。我が子の進路や受験に、少しでも迷いのある方には、このマンガをおススメします。

正解は書かれていませんが、ヒントは書かれています。

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