[No.860]
テニスラケットに張ってある糸は、ストリングと呼びます。
素材でナチュラル(羊や牛の腸とか)とナイロン(ポリエステルとか)の2種類に大別されます。
ナチュラルのストリングを”ガット”と呼ぶのであって、
ストリングのことを”ガット”と呼ぶのは、実は間違いです。
でも、日本では、ナイロンガットと呼ばれていたりもするので、
どーでもいいと言えば、どーでもいいのですが。
できれば3ヶ月に1度、遅くても6ヶ月に1度は張り替えるべきですが、
費用もかかるし、まだ切れていないストリングを張り替えるのは勿体ない気分にもなります。
拙者がテニスをし始めたときは、週3日の6時間ぐらいやっていたし、
スピンを存分にかける打ち方だったこともあり、1ヶ月ぐらいでストリングが切れてました。
最近は、週1日の2時間だし、スピンを存分にかけるということもないので、
ストリングが切れることもないです。
テニスをあまりやらない方にはわかっていただけないかもしれませんが、
ストリングの種類(素材や太さ)、張る強さ(テンション)を変えると、
まったく違うフィーリングです。
また、張り上げ直後のフィーリングと1ヶ月後のフィーリングも別物です。
7,000円以上するナチュラルガットのフィーリングは素晴らしく、
ボールを包み込むような優しいタッチと、自分の狙いを実現できるコントロールを兼ね備えております。
ボレーをするとよーくわかります。
最近はコスト重視のストリング張りで、すべてポリエステルですが、
最近のポリエステルは進化していて、包み込むようなフィーリングを味わえます。
でも、張り上げ後時間が経過するとそのフィーリングは劣化します。
ポリエステルは、ナチュラル素材よりも劣化が速いように思います。
プレーやフィーリングはラケットに目が奪われがちですが、
実際はストリングの方がフィーリングに大きな影響を与えているようです。
今回張り上げてもらったストリングは、
・素材:ポリエステル
・太さ:1.25mm
・張り上げ強さ(テンション):縦横ともに53ポンド(約23kg)
太さ1.25mmのポリエステルの糸を、23kgで引っ張りながら張ってもらうということです。
太さ1.25mmと1.30mmではフィーリングは別物です。
縦と横のテンションを変えて張るとまたフィーリングが違うようですが・・・
話が随分細かくなりすぎました。
読んでくれているみなさんの興味が、ドンドン引けている音が聞こえます。
テニスで最も大事なのは、ストリングでもなく、ラケットでもなく、ましてやウェアでもなく、
しっかりとボールを見て打つことです、はい。
ミスショットをラケットやストリングのせいにしてはいけません。
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