[No.986]
#9「まほろ駅前多田便利軒」三浦しをん
相性だろうか?とても読みやすい文章、言葉遣い、文脈でした。
第135回直木賞受賞作とのことです。
物語の中で起こる出来事(例えば麻薬の売買)は、
もはや現代では小説の中のお話、というよりも
現実の毎日、日常のどこかで実は繰り広げられている、
というような現代になっている事にも驚きます。
家族や兄弟姉妹でもない、友人や何かのきっかけで知り合った知人とどんな関係を築くのか?
人生が豊かになったり、面倒な事に巻き込まれたりすることもある訳で。
拙者の友人や知人は素晴らしい人達でよかったなぁ、嬉しいなぁ、が読後の最初の気持ちでした。
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#10「十字屋敷のピエロ」東野圭吾
久しぶりの東野作品です。
十字屋敷というのは、上空から見ると十文字の形をしている、という意味です。
この屋敷で起こった事件の話なのですが、最後にトリックを読んだ時になるほどです。
十文字の形をしている屋敷だからこその事件であることに、読んでいる途中では気がつきませんでした。
いやー、東野作品はとても軽快に読めます。
あまりに軽快に読めるので、アッという間に読み終わり、本代がもったいない気分です。
書店で買うのをやめて、ブック○フで買おうか。
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