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2010-03-09

前方後円墳に抱いていた素朴な疑問


[No.1190]
物体を俯瞰で表示する場合は、
なんとなく前を上にすると思います。

例えば、地図表記で北を上にするように。
前方後円墳という呼び方に違和感がありました。
後円部は埋葬する墳丘。
前方部は埋葬者を祀る祭壇とする説と
後円部への墓道であるとする説とあるようです。

Wikipediaで調べたところ、前方後円墳と名付けたのは、江戸時代の国学者である蒲生君平。
1800年頃に近畿地方や四国地方の天皇陵に関する調査結果をまとめた「山陵志」の中で、前方後円という言葉が用いられたそうです。
蒲生氏は、埋葬される部分を奥にするべきと考えて、墳丘である円部を後ろ(後円部)としたのかなぁ、と思ったりします。

前方部を下にする方が見た目に安定感があるから、前を下、後ろを上にするのだろう、と考えると拙者の素朴な疑問が解消された気分になるのであります。

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