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2013-08-01

読んだ本(2013-#12):マッキンゼー流入社1年目 問題解決の教科書

[No.2039]

#12「マッキンゼー流入社1年目 問題解決の教科書」大嶋祥誉


少し仕事の仕方、
チームメンバーとの関わりやみんなのアイデアや気付きのまとめ方について、いろいろ考えていた時に
本屋さんで見つけたので、待ち時間を利用して読んでみました。
マッキンゼーと言えば、戦略系コンサルティングのリーダー的な存在だと思いますし、その問題解決のメソッドや視点、課題解決のアプローチやアウトプットは、きっとすごいのだろうな、と憧れの存在であったりします。

この本の中には、そうそう、なるほど、自分にも応用できそうだ、とヤル気にさせてくれるエピソードもたくさんありますが、メソッドや視点に関して言うと、そんなに驚くようなことは多くないように感じました。
もしかしたら、マッキンゼーが最初だったのかもしれませんが、我々が普段から指導されたり、自分で経験しているような
・なぜなぜ分析
・ピラミッド原則(バーバラ・ミント)
・現場/現物主義
・課題の設定と分解
・資料やデータの精度
と類似の手法であると感じることも多いです。

ただ、愚直なまでのトコトン、という姿勢はすごいのでしょうが、入社1年目のビジネスマンには伝わらないかもしれません。
上司に自分のレポートにダメだしされて、怒鳴られて、悔しい思いをして、クライアントに信頼されようと必死になったり、のめり込んだりして、ようやく何とか仕上げた自分の成果に対して、「よかったよ」とか「ありがとう」と言ってもらえた時の満足感がなければ、この著者が書いている内容の意味を理解できないような気がします

矛盾しますが、そのような経験は、なるべく若いうちに積んだ方がいいのですから、やっぱりこんな経験をすぐにできるマッキンゼーは素晴らしい、ということになるのは納得。

うん、これは部署の後輩に進呈しよう。

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