[No.2768]
#11「さすらい猫ノアの伝説」重松 清
首に風呂敷を巻いており、風呂敷の中には手紙が入っている。黒猫のノアは、いつの間にか子供達の前に現れて、大事な何かに気づかせてくれて、子供達が大事な何かに気がついたら、どこかにさすらって行くのです。風呂敷の中の手紙には、次にノアに出会う子供達のために、ノアのことを紹介する手紙を書いているわけです。
担任の先生をなめてしまって、言う事を聞かなかったり、授業で騒いで邪魔したり、子供の振る舞いも学級崩壊に繋がったりして、子供だからいいか、と看過できない実態も耳に入ります。廊下に立たせたり、ゲンコツでこらしめたりすることも、難しいご時世です。
授業の上手な先生やそうでない先生、話の面白い先生や退屈な話の先生、と先生にもいろいろだとも思います。でもやっぱり、先生の如何を問わず、子供は大人の話を真剣に聞いて、集団行動ができるように、不要に騒いだりせず、意地悪せず、素直に頑張ってみる、という姿勢や心がけはとても大事にしたいです、なかなか難しいようですけど。
大人だった子供に嘘つくこともあるし、子供だってずるく騙したくなることもある。でも誰かを傷つけたりしてはダメ。そんな当たり前に気づかせてくれるのがノア、だと感じました。
小学生向けに書かれた作品ですが、拙者ぐんぐん読み進めて、読み終えました。
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