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2021-06-15

読んだ本(2021-#27):チームの生産性を最大化するエマジェネスティックス

 [No.3390]

#27「チームの生産性を最大化するエマジェネスティックス」小山 登

思考特性を「コンセプト型」「分析型」「構造型」「社交型」の4タイプで分類し、 自己表現、自己主張、柔軟性のそれぞれの強弱で、行動特性を分類してから、どんな思考特性と行動特性のメンバーが組み合わさると、チームの生産性が向上するか、どんなタイプの人との組み合わせがいいか、などが見えてくる、というお話です。

エマジェネスティクスとは、アメリカのゲイル・ブラウニング博士とウェンデル・ウィリアムズ博士が、20年の歳月をかけて、70万人のプロファイル情報から導き出された「思考」と「行動」の分析ツールだそうです。

コンセプトと社交が強めだったり、分析と構造が強めだったりと、何か一つが強烈に強めというよりも、複数の思考特性と行動特性の組み合わせで、その人の言動の特性が見えている、という件は、何となく納得感がありました。

同じ行動特性や思考特性のメンバーを揃えればいいという訳ではなく、役割を分担した方がいいですし、でも相性の悪さはあるし、という具体例も書かれていて興味深いです。

そもそも拙者自身が、自分の思考特性や行動特性を調べた訳ではないですが、おそらく思考特性は「コンセプト型」「分析型」が強めで、自己表現や主張は強めだと思います。だと言って、人のアドバイスを聞かないってことはないと思いますが、相性のいい人、そうでもない人、難しい人はいると感じる理由に、この思考特性と行動特性は、確かに関係しているように感じます。

この特性とあの特性の組み合わせはいいとか、悪いとか、いろんな実例もあげられて教務部会です。上司と部下との関係、他部署のメンバーとの仕事のやり方など、参考にできることも多いと思います。

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