[No.3027]
#33「リーダーの持つ力」ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
このシリーズ、ずいぶん読んできましたが、シリーズのどの本にも深く共感できるし、あるあるも多いし、拙者の既成概念をくすぐってくれる、誤解を指摘してくれているようで、とてもいいシリーズに出会えた、という気持ちになれています。
組織の管理職や経営陣だけでなく、チームやコミュニティの中でのリーダー考察として、とても有用です。この本にまとめられている研究が、アメリカでは盛んにされていること、発表されているだけでも、アメリカの底力やスタミナや活力はすごいとも思えます。アメリカにおいては、リーダーという役割が日本よりも明確であったり、役割と責任が定められていたり、という事情もあるからと推察します。
役職や地位として保有するパワーを行使することがリーダーではない、と確信しました。つまり権限とパワー(実行する力)は、同一のものとして捉えるよりも、メンバーを導くことで、チームの目指すゴールに向かう、というイメージです。
役職や地位が高くなると権限も強くなり、行使することも勿論許容されますが、人間どうしてもだんだんと横柄になること、歯止めがかからなくなること、ビジネスだけではなくプライベートでも横柄になりがちなこと、周囲を不快にさせること、そんな実態も研究で見えてきているようです。
周囲に親切に、周囲に明るい雰囲気を醸し出すことの重要性も再認識です。
相手に思いを馳せ、周囲のアドバイスをよく聞いて、誰かに役に立てることを喜び、前向きな気分や明るい表情で、疲れたら休憩して、元気出たらまた仕事に集中して・・・そんな事の重要性をこのシリーズを読むと感じます。
いろんな本のエッセンス、違う場所でも見つけた感じです。
感情は、いいのも悪いのも伝染する、ようです。メンバーにも明るい表情やポジティブな雰囲気で接することは、やっぱり大事だと思いました。
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