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2022-08-04

線状降水帯から襟裳岬の事を思い出す

[No.3066]

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

雨雲レーダー(Xバンド)が示す線状降水帯。2017年7月18日新潟県の例。

平成29年7月九州北部豪雨(2017年7月5日)の例。福岡・大分付近に、激しい雨の領域が掛かり続けた。

線状降水帯(せんじょうこうすいたい)は、「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50 - 300 km程度、幅20 - 50 km程度の強い降水をともなう雨域」(気象庁が天気予報等で用いる予報用語)である[1]。すなわち、積乱雲が線状に次々に発生して、ほぼ同じ場所を通過・停滞する自然現象であり、結果として非常に強い雨が特定の地域に長時間連続して降り続けることとなる。

起こるメカニズムは分かり始めていますが、どうしたら発生を防げるのか、被害を防げるのかを考えたいですね。地球の気候やその変動を、科学的なメカニズムとして捉えることは続けるとしても、なかなか時間がかかるだけになっては、子供や孫に生活しやすい地球を残せないように思います。

伐採を少なくする、舗装道路を減らす、使用電力やエネルギーを減らすなど、見た目は全て経済の縮小を意味しそうな取り組みですけど、そろそろ始めないと取り返しがつかないような気もします。


以前、NHKのプロジェクトXで襟裳岬のクロマツ緑化のことを知りました。北海道を開拓、森林を伐採、強風の海浜地域が一気に砂漠化、沖合に砂が舞い降りて昆布や漁獲量の激減、これがアッという間に起こったわけです。

草も生えないような状況から、地元漁師さん達の意気込みとアイデアで、草が生えるようになり、クロマツの植林が進められるようになり。。。

森進一さんのヒット曲である「襟裳岬」

~♪えりーもの~はるぅ~は~、なにもーない、はるですー ♪~

拙者も知っている一節ですが、プロジェクトXに出演された方の言葉を今でも憶えています。「何もない」なんて、とても悔しく悲しい気持ちで聴いていた、と。

いつ緑化できるかは分からない、どうしたら緑化にいいか答えはない、でもやらなきゃ何も始まらない、と気持ちを奮い立たせてくれる話です。

他人事ではなく、自分がやらなきゃと思わないと、何もできないし、よくならない。

仕事で悩んだ時には、実は拙者、この襟裳岬の話を思い出していたりします。

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