[No.3114]
#59「新! 店長がバカすぎて」早見 和真
書店の様子も面白く生々しいし、タイトルも斬新で、読んで面白かった前作「店長がバカすぎて」ですが、我が家では続編ないのかな、と時々話していました。
先日、フラッと入った本屋さんの平積みに、どこかで見かけたような表紙を発見し、おまけに新! とあり続編を発見。急いで家族にメールして報告しました。
実は拙者、やってみたかった仕事やアルバイトの一つに、本屋さんの店員があります。本を並べたり、人気の本読んでみたり、売れ残っている本を読んでみたり、お仕事の大変さは置いておいて、とりあえず興味がある程度でしたけども。他には、レストラン、ガソリンスタンドで車洗い、があります。
覆面作家に気に入られて働く本屋でお披露目サイン会を盛況に開催など(本当はもっと面白いことがたくさんですがネタバレなので書きません)、という顛末で終えた前作でしたが、新しい局面で、さらに(いや変わらず)バカな店長、書店の2代目社長も加わった、えぇ~な出来事の物語。
お仕事が大変で、待遇も大きく改善されることもなく、変わったお客さんやバカな店長に翻弄される日々でも、それでも書店で働くのが好き、という主人公は、最強のビジネスマンかもしれません。
この著者の文章、とても読みやすいです。読んでいて、頭の中で書店の様子や、書店員との会話などが、いい感じに想像できて読んでいて楽しいです。
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