#12「努力不要論」中野 信子
本のタイトルと内容に乖離があり、誤解も生みそうですが、何かを成し遂げようと頑張ることを否定する本ではありません。
著者が脳科学者ですし、脳内ホルモンを実証とした内容もありますが、かなり腑に落ちる話も多かったです。
我慢して頑張ることを努力とするのであれば、「努力は報われないことも多い」と著者が言う事に納得です。興味を持って面白がってやってみる、何度か失敗しても粘り強くなってみるうちに、成果も出てくる可能性が高まります。
頑張る戦略を考えておくことの重要性も説かれています。何を目指すか、どうやって実現するかの方法やタイミングなどをよく検討しておいて、効率の悪い我慢や、継続的なエネルギー消費を最小化するか、というのは当たり前ですが大事です。
努の字が、奴の意味を含んでいること自体、努力にはネガティブな、本人の意思に反して我慢する、辛い、というニュアンスがあります。
拙者が気づいたことの一つは、頑張っていれば何とかなる、と思い過ぎると、実現に到達しない結果になって必要以上に落ち込んだり、自信を失って諦めたりすることになりそうです。
自分が実現したいことを実現するために、いろんな方法や情報、指導やアドバイスなどを得て、自分で考え抜け、という示唆に富んでいます。
頑張ればいいのではなく、成果の出る頑張り方を考えて実行しよう、です。
Enjoy Challenge ! ということです。
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