[No.3391]
幼稚園の頃のことを思い出しました。通っていた幼稚園はお宮だったので、当時の宮司さんの息子さんが今の宮司さんで、今でも拙者のこと、母のこと、祖母や親戚の面々のこともよく憶えていただいております。最近、お宮にお世話になることがあったので、幼稚園の
頃のことを思い出します。母方の本家の祖母にくっついて回り、近所の伯母宅にも好きな時に行って、お腹がすいたらご飯をごちそうになって、我が家のように過ごしていました。
親戚の集まる法要では、30~40人の親戚が集まり、ご馳走を囲み、ワイワイと賑やかでした。遠洋漁業で働く伯父さん達が、お酒を楽しく飲んで話してくれる内容は、おとぎ話のようで、ガリバー旅行記のような、ホラ話を聞くような楽しい話でした。
Wikipedia 「サトウマツ」より |
おじさんが組んでいるあぐらに入り込んで座って、お刺身を食べさせてもらったり、お酒やビールを入れてあげたりして、かわいがってもらっていました。ちょっと乱暴な言葉で話すけど、たとえ話が面白く、えっそうなん、と言いたくなるようなエピソードの数々。
バスケットボールのような大きさの松ぼっくり、黄金に輝く鳥、大人よりも大きい甲羅のカメ、船の甲板に割った玉子で目玉焼きが出来た、外国に拿捕されて半年くらい収容所にいた、などなどの話のオンパレードです。
伯父さん宅の応接間で、直径20㎝くらいで高さ30㎝の松ぼっくり、黄金に輝く極楽鳥の剥製も実際見ました。オサガメという大きなウミガメも実在しますし、伯父さんがある国に拿捕されていたのは、伯母さんに後日聞いて事実だと判明しました。収容所の運動場で、バレーボールが楽しかった、と笑っていましたが、日本で待つ伯母さん達は、ハラハラしていたことでしょう。
伯父さん達が拙者にしてくれた話のように、面白い、興味を持てる話が出来るおっさんになりたい、と拙者は思っているのだと思います。興味を持てる、分かりやすい、そしてクスっと笑える面白い話で、教えてあげたり、アドバイスできるといいな、と思っています。
言葉の語感や韻、共通性や経緯などの組み合わせで、面白い例え、何かとの比較で、相手にポジティブな印象を与えたり、モチベーションを刺激できるとすれば、これらユーモアは日常でもビジネスでも有効に活用できるスキルだ、と思います。これは、もっと考えて実践する価値がある、と思っています。
スタンフォード大学の先生に、伯父さん達の話を分析してもらいたかったな、と思ったりしています。
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