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2024-04-15

読んだ本(2024-#27):東大よりも世界に近い学校


 [No.3421]

#27「東大よりも世界に近い学校」日野田 直彦

今の学校はオワコンです、という言葉を聞いた人は、どんな事を思ったでしょうか?

学校の先生や関係者、塾の先生、子供が通っている親御さん、いろんな立場の方がいると思いますが、拙者は自身で思っていたよりも、大きめの納得感のある言葉でした。

拙者が考える学校に通う目的と、学校で実施されていることにギャップを感じてもう3年くらいです。

学校が目指す子供が卒業する時にあるべき姿と、受験や就職活動のギャップの原因については、著者とまったく同じ見解です。日本の大学が、残念な場合も少なくないのだと思います。自分の興味関心を広げたり、深めたりすることと、働くことがあまりにも乖離していて、特に日本の社会はやり直しとか、進路を変更することに寛容ではない場合も多いと感じるので、もしかしたら中学や高校ぐらいから、40歳くらいまでのライフプランのレールに乗っかるような気もします。

実際に社会に出てみた感じましたが、5年もすれば、ましてや10年も経てばいろんな想定が異なるし、想像しなかった変化も起こるものです。大人の言う「いい」学校、「いい」会社なんて、どこにあるのか教えて欲しい、と思っていました。

子どもを持つ親としての気づきは、子供の興味関心を広げてあげる、深めてあげるのは親や周囲の大人の大事な役割、だということ。今度の試験でいい点を取って欲しい気持ちはありますが、それだけではなく、一緒に興味関心を広げること、深めることを楽しむことがいいんだろうと仮説を持ちました。

日本だけではなく、いろんな国に学んだり、文化や歴史を知ったり、知り合ったりするのはやっぱり大事なので、英語を始めとする外国語で話せる、聞ける、読める、書けるはますます大事になります。

学校の先生も奮闘されているのだと思います。でも学校が変わっても、大学や会社が変わらないと全体は変わりません。なので、会社が変わらないとダメなんだと思います。

今、会社で働く大人が、将来の子供が働く時代に、豊かな日本であるために、大人が変わらないと、という思いです。

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