[No.3426]
#30「子どもは40000回質問する」イアン・イズリー
40000万回とは、2~5歳の4年間で、子供が「説明を求める質問」の回数のことで、 2007年に心理学者ミシェル・シュイナードの観測記録から、ハーバード大学のポール・ハリス教授が計算した結果だそうです。40,000回と聞くと驚きですが、1日あたり28回と聞けば、そりゃそうかも、と思います。
- なぜ?と問う生物は、おそらく今のところ人間だけ
- 好奇心が加齢により認知能力低下に抵抗している
- 好奇心格差が社会格差を生む
- インターネットが奪う生産的フラストレーション
- なぜ?と問う事をやめる大人と大企業病
- 知識がなければ、好奇心が弱まる
- 知識は知識に引き寄せられる
- ひらめきは偶然ではない
いろんな社会学や心理学の研究実績などを交えながら、好奇心を持つことの意義や有効性などが書かれています。
幼少期に、記憶を主目的とする教育や勉強は、あまり意味がないばかりか大人のエゴではないかと思っていましたが、読み、書き、計算や一般的な文化、歴史や科学などの知識が少ないと、成長した時に、好奇心が持てない、好奇心が知識に結びつきにくい、という実態も知ることができました。
大人になっても、知らないことが多いのは当たり前ですし、何でだろう、と疑問を持つことで、知る喜びや、誰かや何かとコミュニケーションすることで広がる知識や世界がある、と思えました。
やはり興味を持つことが、スタートです。
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