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2024-05-22

読んだ本(2024-#40):用もないのに

[No.3452]

#40「用もないのに」奥田 英朗

出版社の関係者との放浪記、野球好きなおじさんのオリンピック野球競技の観戦記とも呼べるエッセイですが、やはり文章は軽快で、わかりやすく、面白いのです。こんな文章書けるようになりたい、と単純に思ってしまいますが、著者は直木賞作家であり、吉川英治文学賞の受賞者であり、人気作家です。テニスを始めた初心者が、テニスをジョコビッチみたいに簡単にできるといいな、と思ってしまうのと同じと思います。

いろんなイベントや会場に出かけていくのですが、拙者読みながら気づいたことがあります。チビ子を連れて遊びに行っていた時の思いとリンクするのですが、出かける前にいろんな確認と準備がなければ、お出かけ満足指数が猛烈に下がる、ということです。

コンサート会場への道順、地下鉄の出口、席の場所や見え方、トイレの場所などが事前に分かっていないと、会場に遅れたり、思ったよりも楽しめなかったり、せっかくのイベントが楽しめないとなりがちです。

小さいなチビ子を連れている時は、すぐに食べられる物、飲める物を持っていましたり、すぐに買えるように周囲も見ていました。

行ってみたら行列だった、売り切れだった、休業日だった、思ったよりも暑くて大変だった、そんなことがないように準備しておこう、という気持ちになれる本でした。

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